「大丈夫だよー!!何かあったらすぐ、私のヒーローが来てくれるから」
「小さい子供か」
麻弥ちゃんは優しくて、とても面白い。
一緒にいると、すごく安心する。
「何かあったらすぐ言ってよ?」
「うん!!」
麻弥ちゃんは私をすごく心配してくれる。
洸夜と同じぐらい!
放課後——。
「ほんと、気をつけてよ、彩愛ちゃん」
まだ心配している麻弥ちゃん。
「大丈夫だよ!!何かあったらすぐ連絡するから!!」
そう言って別れた。
体育倉庫ってあそこだよね。
私あそこ行ったことないな。
「あのお、立花さん?」
私は体育倉庫を覗いてみた。
うーん。暗くてよく見えないな‥‥。
そう思って中に入る。