「いーよ。私濡れて帰るから。洸夜先帰って」
私が諦めてそういうと、
「風邪引いたらやばいだろ。お前、体弱いし」
そう。私は体が弱く、風邪を引きやすい。
今までなんども学校で倒れてしまったことがある。
よく知ってるねぇ。興味なさそうなのに。
「ん。持つから」
洸夜は傘を持ってくれる。
「ありがと」
そこからは全く会話もなかった。
ただ、雨の日の混んでいる帰り道、相合傘をしている私達は、すごく注目された。
洸夜は顔が整っていて性格もいい(マザコンなのは、多分私くらいしか知らない)。
いわゆるイケメンってやつ。



