洸夜が茶化すように言う。



「むっ!!洸夜も赤いよ」


指摘すると、洸夜の顔はまたさらに、赤くなる。



ふと、洸夜の顔が真面目になる。


「彩愛、もう、泣かせない。大切にするから、俺と、付き合ってください‥‥っ!!」


生まれて初めてできた、好きな人。


その好きな人からの告白。




「はい‥‥っ!!」



そう言うと、私は洸夜に、とびきりの笑顔を見せた。


洸夜は私を抱きしめてくれた。


思いが通じあった、夜。



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