いつだって、溢れるのは君への想いだけ。




「‥‥‥ごめんな、彩愛。この方が、彩愛のためになると思ったんだ。


俺には女の子のことがわからない。


彩愛が相談したくてもできないこととかいっぱいあるだろう。年頃になると。


そうしたら、再婚した方が、彩愛のためになるんじゃないかって思ったんだ」


えっ!!


てことは、再婚は全部、私のためってことだったの‥‥?


「ごめんね、お父さん。私を優先してくれて、ありがとう」


しばし沈黙が流れる。



「無理に凜子さんのことを母親だと思わなくてもいい。凜子さんもそう言っていたんだ」


凜子、さんが‥‥‥。


「はい、この話、おしまい!!お父さん、私の名前の由来教えて!!宿題なの」


無理矢理話をそらす私。


「ああ。わかった」

お父さんは優しく笑ってベッドに座り直した。