「洸夜、帰ろ?」 「うん。じゃあな、東海寺」 私は洸夜の隣に立った。 東海寺くんを置いて家に帰った。 「‥‥好きだよ、洸夜」 ふっと出てきたその言葉。 改めて感じたこの気持ち。 「俺も好きだよ」 それは、家族としてでしょ。 私のとはきっと、違うから。 「ごめんね、今日」 「え?」 「洸夜、忠告してくれたのに、行って、結局助けられて。私って、バカだね」 「そんなこと、無いと思う」 「え?」 そう返されるとは思わなかった。