「ダメよ。霜月くん、まだ午後の授業があるでしょ?」
「そうだよ洸夜。私、大丈夫、だから」
「絶対大丈夫じゃない」
洸夜がきっぱりと言う。
「じゃあ、霜月くんが授業終わるの待ってから2人で帰るのはどうかしら?これならいいでしょ?」
「‥‥‥んじゃ、それでお願いします」
洸夜は少し迷った後でそう言った。
「彩愛、無理すんなよ」
洸夜はそう言い残して保健室を出ていった。
「やれやれ。霜月くん、過保護ねえ。こりゃ霜月さんも大変だわ」
先生はそういうと、私の横の椅子に座った。
「霜月さん、何か悩み事ない?」
えっ‥‥
分かってたの?



