「霜月さんっ!!」



まただ‥‥‥



川合さんはあの日から変わらず声をかけてくる。



「課題、やったー?」



「あ、うん。やったよ」



どんだけ冷たく接しても、離れない。



「へー!!すごいねー!!あれめっちゃむずかったくないー??」



「彩愛」



っ!!



私の心拍数は、急激に上がる。



「っ、!洸、夜」



「今日も教室で待ってて。すぐ行くから」



「あ、わかった」



「あのっ!!」



それまで黙っていた川合さんが口を開いた。


「夢も、一緒に帰りたい!!」



私は洸夜を見た。



洸夜も私を見た。