私が洸夜の顔を見ると、洸夜は焦ったように言った。
「ごめん!!彩愛!!泣かせないって言ったのに‥‥」
「っ‥‥‥違うよ洸夜!!ありがとう‥‥‥来てくれて」
洸夜は目を丸くした。
「そんな大きな声、出せるんだ」
そんな、バカにしないでよ‥‥‥
私、今、気がついた。
今、わかった。
この気持ちの正体。
私、洸夜のこと‥‥‥好きになっちゃったんだ‥‥‥
姉弟としてじゃない。
男の子として‥‥‥
でも兄弟の恋愛は禁止‥‥‥だよね。
この気持ちは、永遠に、封印だ。
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