2人の距離は、すごく近い。
私は見たくなくて、すぐに引き返した。
靴箱の方に来ると、川合さんと仲のいい子たちが話をしていた。
「夢が誘ったのに断るとか、サイテーだよねー」
「やっぱ自分が可愛いからって調子乗ってるよね」
私は走って逃げた。
あの女の子たちから。
まとわりつく視線から。
浴びせられる罵詈雑言から。
やっぱり私はみんなに嫌われている。
「彩愛!!」
聞きなれた声がした。
腕を強く捕まれ、ビン!!と張った。
痛い!!
と思う暇もなく、私の体は洸夜の胸の中だった。
「こう、や」
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