「おはよ、友(ゆう)」



「おー!!彩愛ちゃんも一緒じゃん!!いいなあ洸夜、彩愛ちゃんと姉弟で!!」



「別によくないよ」



ズキッ



少し胸が痛くなる。



最近の私はおかしい。



洸夜と一緒にいるだけで、少し顔が熱くなる。



洸夜が女の子と話しているだけでモヤモヤする。



どうしたのかなあ?



「彩愛。放課後まってて。すぐ行くから」



「うん、分かった」



私は洸夜と別れて教室に向かう。



「霜月さんっ!!」