「彩愛、一緒にがっこ、行こ」



洸夜とあの日から一緒に登下校をするようになった。



「あ!!あたしも行く!!」



夜子ちゃんだ。



「行こ行こ」




一緒に登下校するといっても、特に会話はない。



一緒に行かなくてもいいよって言ったけど下がってくれなかった。


洸夜はいつか分かるって言ってたけど‥‥‥



「バイバイ、お兄ちゃん、彩愛ちゃん」



夜子ちゃんとは中学校の前で別れる。



そこからは2人で並んで歩く。



同じ制服の人が増え、少し恥ずかしくなる。



「おー!洸夜!!おはよ!!」