「体育祭の時さ、別にどこでもいいやって、悠ノ真がいるから玉入れにしたんだ。
最初は静かで大人っぽい子。‥‥‥少し怖い子だなって思ってた。
でもさ、一緒に玉入れして分かったんだ。
本当は優しくて、可愛くて、温かい子だって。それ以来さ、めっちゃ霜月のこと気にかかってる。あの笑顔、僕に見せて欲しいって思った。
‥‥‥僕は、霜月さんのことが、好きです。僕と付き合ってください!」
真剣な瞳。夕日のせいなのか、少し赤い頰。
‥‥‥釜井くんは、すごくいい子だよ。
「ごめんね」
震える唇から漏れたのは、それだけだった。
「‥‥‥やっぱダメかあ!」
急に大声を出す釜井くんに驚く。



