「「いってきます!」」 今日はお母さんの命日。 御墓参りに行くんだ。 「くそっ。あっちいな‥‥‥」 洸夜と一緒に。 お父さんは忙しくて行けないから、洸夜と行くことにしたんだ。 「あっつー‥‥‥」 9月。残暑厳しい今日この頃だ。 「ほら、ちゃんと水分補給しろよ。倒れるからな」 「はーい‥‥‥」 バスを乗ってお墓まで行く。 バスは空いていて、座ることができた。 クーラーが効いていてすごく涼しい。