「それだけじゃなくて、手を繋いで帰ったとこも見ちゃってたみたいなんだよね」 ああ、なるほど、と洸夜が頷く。 「それで次の日、キモい、って言われちゃった」 私の声は、少し震えている。 「それに‥‥‥さ、三条さんと、お似合いだよねって、東海寺くんが、言って」 洸夜は何も言わない。 「それでっ‥‥‥窓の外みたら‥‥‥洸夜と三条さんが、いて」 目の前が霞む。 涙がにじむ。