「ん」


洸夜から手を差し出される。


「ん?」


私はよく分からなくて首をかしげる。


「だーかーらっ!」



洸夜は少し強引に手を握った。


恋人繋ぎだあ。


私、聞いたことあってもしたことなかったし。


ていうか彼氏とか好きな人とかできるのも初めてだし。


なにげに初恋だった。


初恋が弟って。


自分で少し笑う。



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