「当分、外出禁止な」
「勝手なこと言わないでよ!買い物にだって行けないじゃない!」
「俺が買ってくるからいい。お前はどこにも行くな」
「なんでそんなこと言われなきゃ……」
あっ……景斗くんの顔が寂しそう。
わたし、やっぱり悪いことしたのかな。
「……ごめん。頭冷やしてくる」
わたしは部屋に閉じ籠った。
部屋のベランダに出ると、今日は満月だったことに気がついた。
天気予報で晴れるって言ってたけど、本当だったんだ。
わたしの心は曇りのち雨。
景斗くんを悲しませた代償は大きかった。
景斗くんが傷ついているはずなのに、わたしがこんなにも苦しいって思うなんてどうかしてる。
わたしってどうかしてる。
返事をしなきゃいけないのに、なよなよして出来てない。
答えなんて決まってないけど、必ず決めなきゃいけない時がくる。
そうしたら、どうなるんだろう…。
景斗くんと居られなくなるのかな。
そんなの嫌だよっ。



