わたしは帰ってすぐ、ベッドにダイブした。
もう、何も考えたくない。
おやすみ、自分。
お疲れ、自分。
返事は明日考えよう。
もうこれ以上アイドルのこと考えると頭がパンクしそうだもん。
「ただいま」
「おかえりっ!!」
景斗くんが帰ってきたら、猛ダッシュして玄関にいくわたしって何だろう。
「どうしたんだよ」
「景斗くんに渡したいものがあって」
わたしは今日買ったピアスをあげた。
「ありがとう。てか、どこ行ったの?」
「瞬くん、巧海くん、洸汰くんと四人で海に行ったの」
「はぁ!?お前、入ったのか?」
「入るわけないじゃん!海開き前だよ」
「そ、そうか…。なんで俺たちを呼んでくれなかったんだよ!」
「三人で遊んでたし、いいかなって思ったんじゃないの?わたし主催じゃないから分かんないよ」
「なんだよそれっ…」
景斗くんは下唇を噛んだ。
あ、これ、上手くいかないときにやる景斗くんの癖だ。
「二葉は危なっかしいんだよ!どんな男にもほいほい付いていって。俺が見てないと何しでかすか分かんねぇ」
何その、男たらしみたいな言い方!
「わたしは景斗くんの友達だから一緒に遊んだりするわけで、男の人にほいほい付いていかないよ!」
「どーだか。実際付いていって、蓮にキスされてるし」
「それとこれは別でしょ!」
なんでそんなこと言われなきゃいけないの?
わたし、悪いことしてないのに。



