「ええっと、平岡二葉です。
景斗くんと同棲させてもらってます。
ふつつかものですが、よろしくお願いします」
これでいいのかな?
「知ってると思うけど、僕は名波瞬。
景斗のことで悩んだら、いつでも相談してね」
「俺は綿谷蓮!
絶賛彼女募集中でーす!」
「僕は西巧海。
アイドルの僕とは全然キャラ違うからそれだけは覚えといて」
「…俺は早見冬真。
よろしく」
「郡山歩。
女たらしの蓮と幼なじみ」
「僕は東川洸汰。
今日はお招きありがとね」
本物の『rainbow』なんだ!!
「あの、握手してもらってもいいですか?」
「もちろんだよ」
一人一人握手した。
あー、幸せ。
なかなか拝めないし、今のうちに見納めしとこ。
「ちなみに誰推し?」
「もちろん、景斗くん推しです!」
景斗くんは嬉しそうな顔をした。
「いつもかっこよくて、優しくて、クールで……とにかく最高です!」
他のメンバーはつまんなさそうな顔をした。
あ、あれれ?
「幼なじみの特権ってやつだよ。お前らには悪いことしたな」
「てめぇー!調子に乗りやがって!!」
「いい気になりすぎ」
「こんな綺麗な人、一人占めするなんて!」
「……はぁ」
「ほんと、なんなの?」
六人でじゃれ合う姿を眺めていた。
「ごめんね」
「いえっ。むしろ、すごく嬉しいです」
「そっか。
でも、妬けちゃうな。景斗推しなんて」
「それは、アイドルになる前からなので」
「それなら僕たちに勝ち目はないね」
「…そうですね。これからもファンとして景斗くんを支えていくつもりですから」



