「けーいとくんっ」
「ん?」
ちゅっ。
「な、なっ!?」
景斗くんは真っ赤になって、手で頬を押さえた。
「お礼です」
「あー!もう!理性飛ぶからやめてくれない?」
「飛んでもいいよ?どんな景斗くんでも大好きだもん」
「泣かせちゃうかもしれないよ?」
「大丈夫!どーんとかかってこいっ!」
「何だよそれ」
景斗くんの子どもっぽい笑顔もわたしだけしか知らない。
「他の女優さんのこと好きにならないでね」
「なるわけねぇじゃん。二葉のこと好きすぎて辛いから。そういうお前も浮気するなよ」
「しないよ!だって、わたしは景斗くんしか見えてないもん」
ドンッ。
廊下から音が聞こえた。
景斗くんがドアを開けると、寝ていたはずのみんながいた。
「や、やぁ」
「やあじゃねぇよ!いつからいた!?」
「二葉は変わったな、ぐらいじゃない?」
「割と最初じゃねぇか」
じゃあ、あのキスも見られてた……。
「大丈夫!ばっちりキスも見てたから」
「…非常に不愉快だったがな」
「乗り込んでやろうと思ってたしね」
恥ずかしい…。



