「二葉」 お母さんはわたしの抱きしめてくれた。 「よかったわね」 「うん」 「まだまだ道のりは長いと思うけど、それまで待てるの?」 「うん!だって、景斗くんだよ? 有言実行のスペシャリストなんだから!」 景斗くんならきっとすぐにナンバーワンアイドルになれるよ。 わたしはそれまで景斗くんに連絡しない。 会わない。 話さない。 でも、陰ながら応援する。 だから、景斗くんも早くナンバーワンアイドルになって迎えに来てね。