別れるときにキスするとか、ズルいよ…。
また好きになっちゃう。
「うっ……うう…っ」
何をしても、なんか生きている感じがしなかった。
わたしって、景斗くんと別れたんだよね?
それなのにキス?
意味が分からなくて混乱した。
「二葉、どうしたの?学校で何かあった?」
「ううん!何にもないよ」
言えない、景斗くんにキスされたなんて。
ん?
そういえば、お母さんってわたしと景斗くんが付き合ってたことなんで知ってたんだろう。
「お母さん、わたしと景斗くんが付き合ってたこと知ってたの?」
お父さんは知らなかったらしく、むせていた。
「な、な、な、なんだって!?
付き合ってた?景斗くんと!?そんなこと、お父さんは聞いてないぞ!!??」
「なんとなくかしら?
大体、同棲するってこと自体そういうことなのかなって」
え?
お母さんたちが提案したくせに?
「てっきり、嫌がると思ってたのにすごく喜んでたんだもの。だから、そうなのかなって」
お母さん…。
普通に考えたら、同棲って危ないよね。
仮にも男女なんだし。
それにいきなりキスされたし。



