「んもう！最高だったよ！！」
二葉さんは僕らにそう言ってくれた。
「それなら嬉しいな」
「うん！」
「みんなのこと、大好き！」
すごい可愛い笑顔で言ってきたから、すごく抱きしめたくなった。
それはみんな同じで、顔をした真っ赤にしていた。
「………二葉ちゃん、そーゆーのは軽々しく言っちゃだめだよ？」
「うんうん」
「えー、だって本音だもん！」
またそれが可愛い。
景斗は二葉さんを抱きしめた。
「お前らは見るな。俺のだから」
「はあ！？ズルいぞ！」
「お前じゃねぇし！」
「…心狭いな」
「うるせぇよ！お前ら獣に二葉みたいな可愛い子を見せたくないし」
人のことを獣扱いは酷くない？
「景斗の方が獣じゃん」
「二葉ちゃんを襲いそうな超ヤバイやつ」
黙っていた二葉さんが口を開けた。
「……あの、抱くの意味教えてください」
二葉さんは爆弾を投下してきた。
