貪欲に愛を欲す

麗side

目を合わせてきた愁に頷く。

きっと、鷹人を止めろということだろうから。

「ふふ、鷹人。心配してくれてありがとう。でも大丈夫よ?クラスメイトだし、関わる機会は多いわけだから…

普通に関われるように頑張るわ。
鷹人も…応援してくれるでしょう?」

鷹人の目を見て、微笑む。
きっと、鷹人は頑張れと言ってくれるはずだから。

私を見返して、1度瞬きをすると
軽く頷いてくれた鷹人。

「…何かあったら…なくても、すぐ言え。」

ちょっとムスッとしている鷹人。
ふふ、可愛いけど。

「ありがとう。」

感謝の言葉を伝えると、少し笑ってくれた鷹人。


こう言っておいてなんだけれど、
普通に関われるようになんて、難しい気がする。

いや、それを頑張るんだけど…ね?

もんもんと今日のことを思い出していると、
ふと、大好きな彼女の悲しそうな顔を思い出す。

「…ねぇ、鷹人、愁?
李鵬校生の電話番号、分かる?」

「え?ああ、親父に聞けば分かるけど…」

私の問いにそう答えてくれた愁。

良かった、と胸を撫で下ろす。


「連絡取りてぇ奴がいるのか?」
眉間に皺を寄せる鷹人。

そんな鷹人に首を傾げる。