貪欲に愛を欲す

社会勉強の為だとかで始めた
黒崎HoleDINKSは今や世界に羽ばたいている。

ルックスと、彼を取り巻く環境で
一般人の間でもファンクラブがあるほど。


…そんな人が、私を、愛してくれる…の?


「ということで、婚約な。」

「ごめんなさい」

「はぁ?」と声を出す鷹人。
つい、直ぐにごめんなさいと言ってしまった…

いや、でも、…
そんな凄い人が私を愛してくれるはずがないし、
彼の隣に立つことが出来るのは、
もっともっと凄い人で…

「だって、だって…」

言いたいことは沢山あるのに、いざとなると言いたいことが出てこない。

「だっても何も無い。
もう俺はお前に決めたんだ。だから、婚約な。」


「私、遊びに使われるのは、嫌…」

「遊び?ざけんじゃねぇ。
惚れた。何百回でも言ってやろうか?
本気だ。本気で惚れた。
初めて見た時、お前だって思った。」

「貴方の隣に立てる人間じゃない…」

「俺の何を気にしてんだ。
お前のことを悪く言うやつがいるならば、
俺が全て消してやる。」

「裏切られるのは、沢山…」

「毎秒毎秒、俺を選んで良かったって
思わせてやる。」


…あぁもうダメだ。