そこからは、脳をフル回転、 今から10分で準備して、、いける!昼少し過ぎには目当ての場所にたどり着くはず。 急いで着替えながら、俺は冷静に予定を立て直す。 顔を洗い、歯磨きを済ませ、バタバタと、慌ただしく準備をすすめた。 そして、 「ちょっと出てくる」 と、リビングにいた母親に一言告げ、玄関を出ようとした その時。 「あれ?大地何してんの?そんなに慌てて、どっか出かける予定あったんだ?」 「ら、蘭…」 入り口付近で鉢合わせたのは、目をパチパチさせて驚いている蘭だった。