エレベーター

しかし、それはビクともしない。


先生が言っていた通り開かないように溶接されているのだろう。


試に今日もボタンを押してみたけれど、やはり反応はなかった。


「やっぱり、変化はないね」


あたしはホッと胸をなで下ろしてそう言った。


『次は2階に降りてみてよ』


今度は一穂からの指示だ。


「わかった」


3階のエレベーターは昨日となんら変わりはなかった。


その事に安堵したあたしは、足早に2階へと向かったのだった。