「とにかく、逃げたかもしれない方向へ歩いてみるか」
「そうだね」
頷き、2人で歩き出した時だった。
不意に電信柱の陰から人が飛び出してきて咄嗟に身構えていた。
前原かと思ったが、違った。
そこに隠れていたのは一穂だったのだ。
「一穂!」
あたしは目を見開いて驚いた。
一穂はジッとあたし達をねめつけている。
「一穂、どうして充弘にあんなことをしたの!?」
睨まれて、ひるんでしまいそうになりながらも、必死で言葉を絞り出した。
「どうして? それはこっちのセリフでしょ!」
一穂もあたし同様眠れていないようで、相変わらず目の下にはクッキリとしたクマができている。
しかも、なぜだか右手に白い花を握りしめていた。
花は萎れてしまい、花びらももう2枚しか残っていない。
「一穂、それってどういう意味? あたし達が一穂になにかした?」
本当に、わけがわからなかった。
どうして一穂が充弘を攻撃する必要があったのか……。
「そうだね」
頷き、2人で歩き出した時だった。
不意に電信柱の陰から人が飛び出してきて咄嗟に身構えていた。
前原かと思ったが、違った。
そこに隠れていたのは一穂だったのだ。
「一穂!」
あたしは目を見開いて驚いた。
一穂はジッとあたし達をねめつけている。
「一穂、どうして充弘にあんなことをしたの!?」
睨まれて、ひるんでしまいそうになりながらも、必死で言葉を絞り出した。
「どうして? それはこっちのセリフでしょ!」
一穂もあたし同様眠れていないようで、相変わらず目の下にはクッキリとしたクマができている。
しかも、なぜだか右手に白い花を握りしめていた。
花は萎れてしまい、花びらももう2枚しか残っていない。
「一穂、それってどういう意味? あたし達が一穂になにかした?」
本当に、わけがわからなかった。
どうして一穂が充弘を攻撃する必要があったのか……。



