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それからあたしと充弘の2人はバスに乗り、名刺に書いてあった会社を訪れていた。
街の小さな会社で体の不自由な人が数人雇われているような会社だった。
応接室に通されてフカフカのソファに腰を下ろすと、なんだか落ち着かない気分になった。
こんなにノンビリと待っていていいんだろうか。
これから会う人物は人殺しなのだ。
緊張で心臓がドクドクと跳ねはじめた時、応接室のドアが開いて前原が入って来た。
あたしは思わずその顔をマジマジと見つめていた。
エレベーター内で見せられたあの顔そのままだ。
やっぱりこの男で間違いない!
「君たちは……?」
前原はあたしたちを見て怪訝な表情を浮かべている。
あたしと充弘は一旦腰を上げて挨拶をした。
「学生の子たちが、俺に何の用事?」
前原はあたしたちの前に座り、そう聞いて来た。
「末永咲子さんをご存じですよね?」
そう訊ねると、前原は一瞬眉をピクリと上げた。
「知ってるよ。同級生だった」
前原はそう答えて足を組む。
特に動揺しているようには見えない。
それからあたしと充弘の2人はバスに乗り、名刺に書いてあった会社を訪れていた。
街の小さな会社で体の不自由な人が数人雇われているような会社だった。
応接室に通されてフカフカのソファに腰を下ろすと、なんだか落ち着かない気分になった。
こんなにノンビリと待っていていいんだろうか。
これから会う人物は人殺しなのだ。
緊張で心臓がドクドクと跳ねはじめた時、応接室のドアが開いて前原が入って来た。
あたしは思わずその顔をマジマジと見つめていた。
エレベーター内で見せられたあの顔そのままだ。
やっぱりこの男で間違いない!
「君たちは……?」
前原はあたしたちを見て怪訝な表情を浮かべている。
あたしと充弘は一旦腰を上げて挨拶をした。
「学生の子たちが、俺に何の用事?」
前原はあたしたちの前に座り、そう聞いて来た。
「末永咲子さんをご存じですよね?」
そう訊ねると、前原は一瞬眉をピクリと上げた。
「知ってるよ。同級生だった」
前原はそう答えて足を組む。
特に動揺しているようには見えない。



