エレベーター

昨日からずっと、そんなことばかりを考えているのだ。


重たい足を引きずるようにしてどうにか学校へ到着し、昇降口へと向かった。


後一歩でガラス戸をくぐると言った瞬間だった。


ヒュンッと風が鳴り、あたしの眼前を上から下へと何かが通り過ぎた。


それは鼻先をかすめ、すぐにガシャンッと大きな音を立てていた。


音に驚いて足元を確認すると、そこには粉々に砕けた植木鉢があった。


「え……?」


見た瞬間、スッと血の気が引いていくのを感じる。


咄嗟に上を確認してみたが、人影は見えなかった。