☆☆☆
帰宅後、あたしはすぐに光弘に連絡を入れた。
《美知佳:どうしよう……》
《充弘:どうした?》
《美知佳:もしかしたら、咲子さんはエレベーターの中だけじゃなくて、外でも襲ってくるのかもしれない》
そう送り、あたしは帰りの出来事を説明した。
メッセージにはすぐに既読が付いたが、充弘からの返事はなかなか来ない。
充弘も考え込んでいるのかもしれない。
あたしはベッドの上で膝を抱えて座り、自分の両足をギュッと抱きしめた。
もしも咲子さんが外へ出てきているとしたら、あたしに安らぎの場はどこにもないということになる。
こうして自分の部屋にいる間でさえ、咲子さんはどこから出て来るかわからないのだ。
もしかしたら、眠っている間に闇へと引きずり込まれてしまうかもしれない。
色々な嫌な予感が胸をよぎっては消えて行く。
咲子さんの事件の真相に近づいてもいいものかどうか、わからなくなる。
《充弘:明日は俺が家まで迎えに行く。絶対に美知佳を1人にはしないから安心しろ》
充弘からのメッセージを確認したあたしは、少しだけ安堵したのだった。
帰宅後、あたしはすぐに光弘に連絡を入れた。
《美知佳:どうしよう……》
《充弘:どうした?》
《美知佳:もしかしたら、咲子さんはエレベーターの中だけじゃなくて、外でも襲ってくるのかもしれない》
そう送り、あたしは帰りの出来事を説明した。
メッセージにはすぐに既読が付いたが、充弘からの返事はなかなか来ない。
充弘も考え込んでいるのかもしれない。
あたしはベッドの上で膝を抱えて座り、自分の両足をギュッと抱きしめた。
もしも咲子さんが外へ出てきているとしたら、あたしに安らぎの場はどこにもないということになる。
こうして自分の部屋にいる間でさえ、咲子さんはどこから出て来るかわからないのだ。
もしかしたら、眠っている間に闇へと引きずり込まれてしまうかもしれない。
色々な嫌な予感が胸をよぎっては消えて行く。
咲子さんの事件の真相に近づいてもいいものかどうか、わからなくなる。
《充弘:明日は俺が家まで迎えに行く。絶対に美知佳を1人にはしないから安心しろ》
充弘からのメッセージを確認したあたしは、少しだけ安堵したのだった。



