校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔

「あれ?欲しいって言ってなかったっけ?」
「言ってた」
「ほらー、あや、記憶力だけはいいんだよ〜」


さっき、俺の誕生日忘れてたってバリバリ言ってたのは誰だったっけか。


駅につくと、ちょうど電車が来たところでいい感じに乗れた。
あやは角に腰を下ろすと、スマホを開いて、俺の写真が背景になっているロック画面を解いて、またもや俺の写真が背景になっているホーム画面が出てくる。


いつの間に撮ったかわからない写真が多かったりする。ほんと、いつの間に撮ったんだろう。
2回くらいしか俺の家に来たことないくせして、めちゃくちゃ寝顔写真持ってんだけど、なんでなん?


「見てみて〜、メイドさんとお写真撮ってもらったの〜」


と、めちゃくちゃ困った顔をしている、縦巻きロールのツインテールを見せられた。
うん、雰囲気ちょっと違うけど確実に芦名だった。


「でもね〜、全然連絡くれないんだ〜。
片想いってこんな感じなのかな〜?」


……俺、ほんとに不安になってきた。