校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔

「あ、でね、その子前の日に誕生日だったみたいで、いろんなお客さんからプレゼントもらってたからね、私も便乗して連絡先渡したの〜」
「……あや、今後それ禁止な」


なんちゅうことしてんだこいつ。
相手が芦名(だと思いたい)だったからよかったもののさ、これが誰かわかんない変なやつだったらほんと……怖。


「えーっ、なんで〜?めちゃくちゃ可愛かったよ?」
「なんでも。
次それやったらその携帯叩き割るからな?」
「うっ…それはやだから我慢します」
「お願いします」


あやはむすーっとした顔で俺を見る。
俺はそれを無視して、立ち上がった。


「金払ってくるから先出てて。
間違っても1人で歩き出すなよ?」
「それはフリ?」
「フリじゃない。
1人で歩いてて転けられたら困るから言ってんの」



俺は会計を済ませると、カランコロンとベルがなるドアを出た。


スマホを片手に空を見上げているあや。


「なんかあった?」
「んーん、雲がなかった」


いつもと同じでちょっと安心した。
俺はあやの手を引いて歩き出す。