驚愕だった。よくそれでこの綺麗な肌を保てるよね、怖いよ。


「今日はちょっと早く寝よっか」
「うん」


と、姫莉ちゃんは俺のベッドにしれっと入っていく。
俺もその隣に入って、部屋を暗くする。


「……ゆみくん、いい匂いだね」


ぎゅーっと抱きついてきて、俺を見つめているのが薄暗い中でもわかる。


「姫莉ちゃんもいい匂いだよ。甘い匂い」


俺は姫莉ちゃんの指についたリングに触れる。


「姫莉ちゃんはずーっと俺のだよ」
「うん」





「好きだよ、姫莉ちゃん」
「私も、ゆみくんのこと好きだよ?」




変わっちゃったよ、俺も。
ちゃんと責任とってね、姫莉ちゃん。



俺はチュッとキスをして目を閉じた。





─── Fin