「ずっと、そこにいてくれたの…?」 「うん。もっと西まで移動しようか迷ったけど、ここにいた方がいいような気がしたんだ」 「晶……」 「会えたんだよな?」 「うん…だけど、あたしのせいで、昇さん…」 「俺はここにいるよ」 晶が、あたしを好きだと言ってくれたのは驚いたけど嬉しい。 だけど、あたしが好きなのは晶じゃなくて昇さんなんだよ…。