「さあ、粥を食いに行こう」 「うん。あ、そういえばさっき町……」 昇さんがさっき自分のことを「町田」と言った気がして、訊こうとした時だった。 話しかけながら立ち上がった途端、ぐらりと視界が揺れた。 あ! この感じ、ダメ…っ! 今はダメ!昇さんにまだ何にも言ってな…………――