「未来ちゃん、そんな顔しないで。せっかくの学園祭なんだから一緒に回ろうよ」 「あ、うん。そうだね」 ココロが私を元気づけようとしてくれている。 私、どんな顔していたのだろう。 ……そうだ。 今日はココロにとっての楽しい思い出をつくる日にしよう。 私は楽しめないけど、一緒にいるココロにつまらない思いをさせるのはナシだ。 私は、気合の抜けた瞼と口角を思いきり上向きにして、微笑んでみせた。