そんなに好きなんだ、と思い知らされてしまった。 躊躇なく教室に入っていく背中が遠くなる。 窓際まで辿り着いた小鳥遊くんに、和奏さんが泣きながら抱きついた。 「やっぱ、あの二人付き合ってるんだ」 「美人なら性格アレでもイケメンと付き合えるんだね。人生って不公平だよね」 廊下では、ヒソヒソとみんなが二人のことを話している。