近代的な有名デザイナーが手掛けたこのホテルを闊歩する、本物の理奈と偽者の俺。 もちろん、誰も俺の本当の姿なんて気付く筈ないんだけど。 「どうしたの?」 「いや、今日も綺麗だなって思って……」 部屋に入るとそのまま細い腰に手を回し、今日一日の疲れを癒すように、自分へのご褒美も兼ねて柔らかい肌に手を伸ばす。 「ちょっと待って……」 口ではそう言いながらも、有無を言わさず俺のペースで持ち込む方が喜ぶ事ぐらいは既にお見通し。 いつもと違う環境で燃え尽きた後、理奈が珍しく興味を示したのは……。