御曹司に身分違いの恋をしました。



「寒い!」「寒い!」と
言いながら身体を冷やさないようにと
みんなから守られて冬を越え
「熱い!」「熱い!」
エアコンをかけた部屋から出れずの日々。


「痛っ!」
突然襲ってきた痛み。


予定日まではまだ二日あると言うところだが


「時間計ってみろ」


「あっ!止まった」


「止まった?」


「うん全然痛く無い
まだまだベビーちゃんには出会えないね」


「それなら仕事に行くけど?」


「うん!お母様も居るし大丈夫だよ」


私たちは同居している
別に家を持ってもいいのよと言われたけれど
「その必要はないです
ここで暮らします」と私が言ったので
雅人さんは仕方なく認めた。


2人きりで暮らしたかったんだって!
色々気を使うからって。


「あたしは大丈夫よ」


「仲良くイチャイチャしたくても
どこに目があるかわかんないよ?」


「いいもん別に
イチャイチャしたかったら
事務所に行くし」


「あー事務所ね!」


なんて冗談も言いながら。。。




雅人さんを見送り
朝食を取っているとまた痛みが発生。


「痛っ!」


「え?陣痛かしら?」


「はい たぶん
さっきからチクチクしたかと思えば
止まったりするんです」


「それなのに雅人は仕事に出たの?
こんな時ぐらい側にいてあげないと」


「あたしが大丈夫お母様も居るしって
仕事へ行ってもらったんです」


「何言ってるの
男はね 産む時の痛みがわかんないんだから
こんな時こそ
腰を摩ってもらうとかしてもらわないと
不公平よね!
男は種を撒けばいいだけで
十月十日お腹で育てるのは女性よ?
しかも産むのは辛いんだから」


「えーーー辛い?
今から産まなきゃいけないのに
怖くなっちゃいますー」


「あっあはは そうだわね
でもねその苦しみから我が子を見た時の
感動はもぉー言葉では表現できないわ」


「痛っ」


「あれ?間隔はやくない?
時計見て計って」


「今は5分くらいです」


「え?5分?病院行かなくちゃ
雅人呼ぶわね」


と言ったものの


「止まっちゃいました」


「あら!止まった?」