皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

【アリス】



私主催のお茶会。



後宮のお庭で、お茶を楽しむだけのもの。



「ご招待いただいて、大変嬉しく思っておりますわ、アリス様」



先に来たのはセレスティーナ様。



水色の綺麗なウェーブのかかった髪に、羨ましいほど豊かな胸。



この胸を見て、その後に私の胸を見た殿下は…引いたのではないだろうか。



精神的にショックを受けながら、笑顔を向ける。



「以前ホワイト伯爵主催の夜会でお見かけしたのですが、お声をかければよかったわ」

「申し訳ありません、夜会はあまり好きではなく、誰のパーティーに行っていたのか、記憶にございません」

「そう…」

「セレスティーナ様はお茶とお水、どちらがお好きですの?」

「み、水…?」

「父から滅多に手に入らないお水をいただきましたの。いかがかしら」

「…………お茶の方が、いいわ…」



そう。



お水に毒を盛ったのは、セレスティーナ様なのね。