皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

久しぶりに腰にある剣を抜き、ファーガス団長と手合わせ願う。



剣は好きだし、馬も好きだ。



第一皇子じゃなかったら、きっと騎士をめざしていた。



「ケガなんかしないでくださいよ‼︎」



いい運動になればいいと思って始めたが、最終的には本気になって。



重いファーガス団長の一撃で手合わせ終了。



「さすがですね、殿下」

「何を言う。体が鈍りすぎていて話にならない…」

「殿下…?血が…」

「ん?」



ファーガス団長に言われて手を見ると、包帯が真っ赤に染まっていた。



あっ、そうだった。



深いところは縫ってもらっていたのだった…。



「怒られるヤツです、それ」

「ジェード‼︎縫合してくれ‼︎」

「ムリ言わないでください…。私にもできないことはありますよ…」



傷口が完全に開いた。



治んなくなるヤツだ…。



「兄上っ‼︎」



絶対医者に怒られると肩を落としていたら、久しぶりの弟との対面。



末弟のアレクサンダーは、とても武道に優れている。