皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

どうやら、あの時飲んだ水に毒が入っていたらしい。



「まだ熱があるので、寝ていてください」

「喉が…」

「あまり喋るなと、お医者様が言っていたので、声は出さないでください」



頷き、自分がなぜ殺されそうになったのか考えた。



殿下のあの慌てっぷりからすると、犯人は殿下ではない。



では、誰が?



この部屋に入れるのはヒナと私、そして掃除のメイド。



涙を浮かべたヒナは除外。



私が正妃になれば、ヒナも一緒に正妃付きのメイドに昇格できるので。



私を殺して得があるとすれば…殿下の寵愛を受けていると噂のセレスティーナ様の線は薄い?



そうなると、リタ様。



殿下はリタ様の元へは1度しか顔を見せていないとヒナから聞いた。



セレスティーナ様の次に、私が構われている。



やっぱり、リタ様が…。



「ヒナ、私は…どうしたら…」

「喉が治るまで、お話は控えてください。何事もその後です」



早くよくなるように、安静にしておこう…。