皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

えっ、何コレっ…。



「アリス…?」

「いっ…うっ…」



熱い。



体が焼ける‼︎



気持ちが悪いっ…。



「クソっ、吐け‼︎」

「できなっ…」

「噛むなよ‼︎」



殿下の指が私の口の中に入ってきて、ビックリして噛んだ。



それでも構うことなく中へ入ってきて、胃の中のものを全部吐き出すと、血も混ざっていて吐いたものが赤い。



なにが、起こったの…。



「意識、飛ばすなよ‼︎」



抱き上げられたと思ったら、別の空間へいた。



ダンッとドアを蹴る殿下に、頭がボーッとして来て…。



「おいっ、寝るなと言っただろう‼︎」



焦る殿下の顔を最後に、意識が途絶えた。



体が暑くて、目が覚めて。



ボヤける視界で見た、自分の部屋の天井。



「アリス様ぁ‼︎わかりますかっ⁉︎ヒナですっ‼︎」



涙を目に溜めながら、私の手を握るヒナ。



あれ、これはどういうことだろう…。



あぁ、私…殺されかけたのか。