皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

セレスティーナには感じない、この面白さ。



「最近、セレスティーナ様の所でお休みになられていたのではないのですか?」

「なんだ?やきもちか」

「やきませんっ‼︎」

「そうか、残念だ」

「正妃にお選びになったとか…」



そうだった。



その話でお前のとこに来たのだった。



「嫌がらせ行為をしたと聞いたのだが」

「私が?」

「あぁ」

「…………じゃあ、しました」



は?



なんだ、『じゃあ』って。



お前、ウソが下手すぎないか…?



ブクブクと鼻まで沈む小さな顔。



もっといじめたくて、抱き上げて膝の上に乗せ、タオルを奪い取った。



「なっ⁉︎にす…」

「うるさい。俺の機嫌を取れと言っただろう」

「どうやったら、機嫌が良くなるのですか…?」

「どうやったらだろうな」



アリスの顔が、好みなのかもしれない。



目が泳いだり、恥ずかしそうにしたり。



この顔を、いつまでも見ていてもいいと思ってしまう。