皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

クロッシュとコーラルの関係は進展したようなのだけれど…。



真面目すぎるクロッシュは、自分がちゃんと仕事をできるようにならない限り結婚する気はないらしい。



これもこれで、どうなのかしらね…。



「どうかな?宿題、書けそうかな?」

「兄上のお仕事はヒーロー補佐だって書くよ」

「なんか、嬉しくないな…。初めからリリーに聞いてみればよかったんじゃないのかな…」

「うん、そうだね。ありがとう、兄上」



クロッシュの休憩時間を無駄にしたザックに悪気はなく。



リリーさんの所へ行くと、張り切って走って行った。



息子の未来が心配になるわ…。



「ごめんなさいね、クロッシュ…」

「いえ、ザックの意外な一面を知れてよかったです」

「あなたにやりたいことはなかったの?」

「竜騎士にもなれたし、父上の仕事を手伝えればそれで十分です。昔から、父上の後を継ぐのは自分だと思っていましたし」

「そっか。我が息子ながら、本当にいい子すぎる」

「母上は僕が今から大工になると言ったら賛成してくれるんですか?」

「しないわ。あなたはそういうことよりも、今の方が合ってるもの」

「はははっ、なので、僕は大丈夫です」



偉すぎる…。