皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

これで家族が揃った。



今日はうまい酒が飲めるな。



「クロッシュ、宴だ」

「はい、父上‼︎」



幸せな人生だと思う。



アリスを選んだことが間違いではなかったと、今の幸せが証明している。



「リューク、この石で指輪を作ってもいいですか?」

「好きにするといい。息子からの土産だ」

「こんなに幸せでいいのでしょうか…」

「俺も幸せすぎて怖いな」



女嫌いだった俺の、唯一の存在。



それがアリス。



日を追うごとにキレイになって、それは母親になっても変わらなくて。



『皇后様の通った後は花が咲く』とか『本当は妖精』だとか。



そんな噂が流れるくらいの美人。



外見があまり変わらないのは、リリーの究極の美容薬のおかげか…。



とにかく、アリスはいつも美しい。



その美しい顔を、驚愕させたくなるのだけれど。



度々意地悪を言う俺に、振り回されて狼狽る姿がまた、可愛いのだ。