皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

このふたりが、俺の子どもたち。



俺に瓜二つのクロッシュは父上と同じ銀色の髪。



瞳は母上のように深いブラウンという、珍しい容姿。



もしかすると、この黒に近い色が光魔法と関係しているのかもしれない。



ザックは男には珍しくピンク色の髪と、赤い瞳で、アリスの生写しのような中世的な顔をしている。



「母上、これ、鉱山で見つけた天然石なんです。キレイだから母上にと思って」

「もらってもいいの…?せっかく持って帰ってきたのに…」

「母上には何度も助けられたのです。泣かせるわけにはいかないから死ねないと」

「なんていい子に育ったの、ザック…」

「加工してアクセサリーにでもしたらいいかと。って、泣かないでくださいっ‼︎泣かせるために帰ってきたのではないのですが…」



顔もよく、気もきいて。



さらには優しく、頭も良くて優秀な息子。



モテないわけもなく、ザックへの縁談は山のように来ている。