皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

【アリス】



郵便物を届けてから、リュークの執務室に戻ると、さっきと変わらぬリュークの姿勢。



「遅かったな」

「司令室にお花を飾って来たのです。あと、陛下にお仕事頼まれて、郵便係にお願いして来たの‼︎」

「ん?それは?」

「陛下からご褒美もらったのです‼︎」

「ははっ、なら、休憩するといい」



楽しかった、お使い。



司令室に入ることもほとんどないし、陛下の執務室は初めて行った。



それに郵便もちゃんと出せたので、お使いは成功したと思う。



ソファーに座ってチョコレートとお茶をいただくと、首をパキッと鳴らしたリュークが隣にやって来た。



「俺も休憩…」

「お疲れですね。お茶、どうぞ」

「パーティ、行きたくねぇー…」

「あっ、そうですね。王城に移動するのですよね?」

「俺は馬で行くから、別々になるな」

「酔うからですか?」

「あぁ…」



目が疲れたのか、こめかみをギューっと押している。