うまく行ってるのね。



杞憂だったわ。



「あとはジェードがどう頑張るかってことだろ?」

「そうですね。早くミアに伝えてあげればいいのに」

「不器用なのだ、人の心を読むことがな」

「世話が焼けますね」

「まぁな」



一気に晴れた気分。



もし、ミアとジェードさんが結婚したら何を贈ろう。



ハーフ獣人同士の子どもって、ハーフ獣人なの?



どちらに似ても、きっととびきりの美形ね。



「さぁてと‼︎」

「あっ、お仕事に戻りますよね?私は邪魔にならないように失礼します」

「いや?ジェードが来るまで休憩にするが?」

「えっ?なぜ、部屋の鍵を…?」

「見られてもいいのか?お前のあられもない姿を」

「な、なに言って…。執務室ですよ⁉︎」

「声を出さなければバレない」

「ちょっとリューク⁉︎」

「ドレスは脱がせないから安心しろ」



人の恋を心配する前に、自分の身を心配した方がよかったようでした…。