皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

可愛いんだ、そういう反応も。



「そ、それは…ひどいのではないですか⁉︎」

「えっ?」

「私が…好きでもない方と…かかか、体のっ、関係を持つと思っているのですか⁉︎」

「いや、そうではなくて…」

「ジェード様はわかってくださってるのかと…思ってた…のに…」



一気に涙目だ。



これは、聞き方を間違えてしまったのだな…。



「違う。ミア、そうじゃない」

「なら、どんな意味ですかっ‼︎ジェード様は戯れのつもりかもしれませんけどっ、私はそんな風に割り切れる女ではありませんっ‼︎」

「ちょっと待て、私の話を…」

「わかってますからっ‼︎私なんかジェード様のような立派な方に相手してもらえるような立場ではありませんし‼︎き、期待なんてっ、してませんからっ‼︎」



グッと涙を手で拭ったミアは、初めて私を睨んだ。



部屋から逃げようとしたミアの尻尾を、咄嗟に握ってしまった。



「んにゃっ‼︎」

「す、すまないっ‼︎」

「い、痛いっ‼︎最低ですっ‼︎」

「ちょっ、待てっ‼︎頼む、ミア…」

「イヤだっ‼︎ジェード様なんて…大嫌いだっ‼︎」



バタバタと走って逃げられた。